Commelina communis.

灰色の雲の季節に、青空より青い花の露草。私の少女時代はよく見かけたのに、いまは珍しく希少になったような気がする。

ちょうど友人ともそのような話をしていたんだけれど、私の茄子の菜園の下は露草が茂っている。こんなに露草が茂っているのは少女時代以来に目にする。

花の色が青いからか、見かけはか弱そうに感じていたけれど...露草は地下茎で増える増える。強い!

茄子の下に生え始め、希少に感じたから抜かずにそのままにしておいたら、あっという間にラベンダーをのみこみ露草のブーケ。

きっと整備工事で根こそぎぬかれて、アスファルトで固められ、ヒートアイランド化した日本ではきっと絶滅してしまうだろう。。

外来種よりもアスファルトにより失われていく日本の草花の方がこわい。外来種がきても、人間の手が及ぶより、彼らはきっとうまく共存していくだろうっていうのは、私の花壇と菜園を見たら一目瞭然。だって私の植えた強い、ラベンダーより、ローズマリーより、露草達の方が茂っている。

夜になると、コートの襟に顎を埋めるように眠って、朝がくると、春が来たように、コートの襟から首を長くして花を咲かせている。