Quercus serrata

Quercus serrata

1月、雪の白いの世界から、5月、今は葉の緑の世界。夕方、陽が沈むとカーディガンがいる。植物にとってもまだ寒いみたいで、コリアンダー ( パクチー ) の苗の成長は遅く、コリアンダーの種もなかなか発芽しない。バジルも以前住んでいたところでの成長に比べると遅い。ルッコラは発芽しないのか...温室を作った時のビニールがあったから、小さな温室にしてみたら数日して発芽した。みんな自分のステージがあるように、植物にとっては発芽する温度、花を咲かせる温度、実になる温度...輝ける時をちゃんと知っているみたい。
太陽が南中すると、葉を透かして葉脈が見える。その緑の遥か遠く向こうに青空。 

ショコラもこの空の下、きっと同じ雲の下、同じ 風の中、木陰をみつけて休むのも、蜥蜴を追いかけるのも、雨宿りするのも...きっと一瞬一瞬を命がけで生きているんだろうな。
いまを生きるということが、痛いぐらいわかるよ。暮らすんじゃなくて生きるんだ。過ごしているんではなくて、過ぎていく季節の中で生きている。種を蒔いた日から、ショコラが冒険にでてしまってから...目の前のことだけが生きる糧。 

Quercus serrata = コナラ