Kuma bamboo grass.

熊笹との付き合いから1年経とうとしている。熊笹の畑のようになっていたこの地に、Necco 一家を連れてくることになった昨年の梅雨の前。

Necco の子供ファルコンとフランシスが成長とともに、窓から外へ母猫の Necco のしつけの元、出かけるようになり、目の前の公園に出かけるのはいいけれど、車にはねられそうで怖かった。はねられたら私はどのように後悔するのだろうと想像したら、ここに Necco 一家を引っ越しさせればよかったと思っている自分をみた。車は入ってこない。蛇や虫、そのほかの動物は猫にとって対応できるストレスだけれど、留守番と事故は猫にとっては訳のわからないストレスだと私は思っているので、覚悟を決め、山へやって来た。

8年ぶりぐらいかしら...誰も手入れをしていない山はすごかった。自分の植物を植えようと思っても、熊笹の海で地面は見えないし、日照もいいところなのに、赤松が巨木になり、栗の木も巨木になり、どうだん、三葉躑躅が高木になり木陰どころか、陰になっていた。木を手入れ、剪定、伐採するにも、まずは熊笹をからなくては、一歩も入れなかった。鎌で少しづつせっせと刈り始めるも、あっという間に手は傷だらけ、流血。熊笹の茎っていうのかな、私の腰ほど伸びたものは狩ると鋭利になり、布の軍手なんかでは保護できないどころか...私はいつものように素手でやってしまった。鎌で刈ったあと、剪定挟みで丁寧に尖って土から出ている部分を切った。愛猫が走り回る予定だから、怪我しないようにと思い。

毎日何時間も、熊笹との闘いみたいになった。もちろん、熊笹の地下茎との闘いが始まることも覚悟して、引っ越して来たのだ。地下茎ってすごいんだよ。まるで武器だよ。